妻との暴飲暴食

普段、我が家は夫婦そろってそれなりに摂生している。

自分は体重や体型も気にしているし、普段の食事もなるべく気をつけている。

夜は米を食べず、豆腐を食べることが基本になっている。

妻も食事には気を使うほうなので、普段から好き放題食べているわけではない。

そんな我が家でも、たまに全部どうでもよくなる日がある。

それが、夫婦そろって連休が続いていて身体が疲労困憊+次の日が休みだったりする日だ。

こういう日の晩御飯は危ない。

まず子どもたちを風呂に入れる。

なんとか寝かしつける。

ここまで終わったら、ようやく夫婦の時間。

ここからが本番だ。

普段なら「もうこの時間だし、食べるのやめとこうか」となるところを、この日は違う。

食う。

そして食う。

さらに食う。

もう完全にブレーキが壊れている。

晩御飯をしっかり食べたにもかかわらず、その後に甘いスイーツを食べたり、お菓子を開けたりする。

「これ食べたら終わりね」

と言いながら、たぶん終わらない。

そして最終的には、締めのラーメンまで登場することがある。

いや、晩御飯食べたよね?

と自分でも思う。

それでも食べる。

なんなら夜中に、

「……なんか食べたいな」

となって、ドラッグストアまで買い物に行くこともしょっちゅうある。

夜のドラッグストアって、なんか危険なんですよね。

普段なら買わないようなお菓子まで目に入ってくる。

「これ食べたい」

「じゃあ買おう」

でカゴに入る。

もう止まらない。

そして最終的に、腹いっぱいどころか「もう何も入らない」というところまで食べる。

たぶん血糖値も爆上がりしている。

そのままリビングで気絶したように寝落ちする。

これがいい。

これがいいんよ。

普段からこんな食生活をしていたら、たぶん体は大変なことになる。

健康診断で怒られる未来しか見えない。

だからこそ、普段はちゃんと抑える。

食事にも気をつける。

運動もする。

そして、たまにこういう日がある。

自分はこういう「たまの暴飲暴食」って、案外大事なんじゃないかと思っている。

健康のために毎日節制することはもちろん大切。

でも、毎日毎日「これは食べない」「これは太る」「夜は豆腐」とやっていたら、それはそれで疲れる。

特に夫婦で一緒に生活していると、こういう何も考えずに食べる時間がちょっとした楽しみになる。

子どもたちを寝かしつけたあと、二人で好きなものを食べながらダラダラする。

別に旅行に行くわけでもない。

高級な店に行くわけでもない。

ただ家で、腹いっぱいになるまで食べる。

そして眠くなったら寝る。

こういうのでいい。

むしろ、こういう時間がいい。

もちろん、毎日これをやっていたら話は別だ。

「今日は頑張ったから」

「明日休みだから」

「今週忙しかったから」

なんて毎日のように理由をつけていたら、ただの暴飲暴食生活になってしまう。

だから普段はちゃんと戻す。

また豆腐を食べる。

また運動する。

そして次に夫婦そろって気が緩む日が来たら、また食う。

たぶん我が家はこれからも、この繰り返しだ。

健康も大事。

体型も大事。

でも、たまにはそんなこと全部忘れて、夫婦で腹いっぱい食べる夜があってもいい。

その翌朝、ちょっと胃が重いくらいがちょうどいい(笑)。

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