最近は置き配を利用する人が本当に増えた。
配達する側としても、置き配には大きなメリットがある。
お客様が不在でも荷物を届けられるし、再配達が減る。
時間指定に追われることも少なくなる。
お互いにメリットがある、とても便利なサービスだと思う。
ただ、配達する側には一つ大きなプレッシャーがある。
それが「本当にこの家で合っているか」という不安だ。
対面で荷物を渡す時なら、
「○○様でよろしいですか?」
と名前を確認できる。
もし住所を間違えていたとしても、その場で気づけることもある。
でも置き配は違う。
荷物を置いて、その場を離れたら終わりだ。
もちろん住所や表札、住宅地図などをしっかり確認して配達している。
それでも、「もし間違っていたらどうしよう」という気持ちはいつもどこかにある。
実は自分も、過去に誤配をしてしまったことがある。
別の配達を行っていると電話が鳴る。
「お客様から誤配の連絡がありました。至急引き取りに行ってください。」
その一言を聞いた瞬間の「やってしまった……」という気持ちは、今でも忘れられない。
急いで荷物を回収し、正しいお届け先へ向かう。
お客様にも迷惑をかけるし、自分自身もかなり落ち込む。
だから置き配の時ほど、住所や表札、家の特徴などを何度も確認する。
一つの確認を怠るだけで、大きなミスにつながることがあるからだ。
置き配は利用する人からすれば、とても便利なサービスだと思う。
配達する側にとっても助かる場面は多い。
でも、その便利さの裏側では、「絶対に間違えられない」というプレッシャーを感じながら配達している人もいる。
今日も荷物を置いたあと、一歩離れてからもう一度表札を見返す。
そんな配達員は、自分だけではないと思う。

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