休日になると、何かしなければいけない気がする。
天気がいいのに家にいると落ち着かないし、昼までゴロゴロしていると罪悪感すらある。
なぜそう思うのか考えてみたら、原因はたぶん父親だ。
自分の父親はとにかく行動力の塊だった。
平日はバリバリ仕事をし、仕事の前後には農作業や草刈りをする。
休日になれば母と出かけたり、会社の人と飲みに行ったり、とにかく家でじっとしていない。
子どもの頃の自分は、快晴の日になるとよく外へ連れ出された。
正直なところ、当時は友達が家でゲームをしているのが羨ましかった。
「なんでうちだけこんなに出かけるんだろう」
そう思ったことも何度もある。
そんな環境で育ったからか、今でも休日に何もしていないと落ち着かない。
何か生産的なことをしなければいけない気がする。
でも最近は少し考え方が変わってきた。
我が家にはまだ小さい娘がいる。
休日は娘と一緒に過ごすことが多い。
映画を見たり筋トレをしたりもするが、自由に出かけられるわけではない。
娘が起きている間は目を離せないし、重いダンベルを使うのも危ない。
だからできることは限られる。
せいぜいベビーカーで散歩するくらいだ。
以前の自分なら「何もできなかった休日だな」と思っていたかもしれない。
でも今朝、妻から言われた。
「娘を起こしてくれて、ご飯の準備もしてくれて、本当に助かってるよ」
その言葉が妙に嬉しかった。
考えてみれば、父親の時代と今では環境が違う。
父親は仕事を頑張って家族を支えた。
自分は仕事をしながら家事や育児もする。
どちらが偉いという話ではない。
役割が違うだけだ。
休日に遠出をしなくてもいい。
友達と飲みに行かなくてもいい。
家族と過ごして、少し筋トレをして、散歩をする。
今の自分にはそれくらいがちょうどいい。
昔はバイタリティあふれる父親に憧れていた。
でも年齢を重ねて思う。
自分は自分のやり方でいい。
休日の過ごし方にも正解はないのだから。

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