もう大人しく喫煙所を作ればいいのに、と思う

外仕事の職場って、喫煙者が多い。
多いというか、まだこの時代を生きているんだなと感じる場面が多い。

自分は非喫煙者だけど、別に他人が吸っていようがどうでもいい。健康がどうとか、マナーがどうとかを語るつもりもない。ただ、見ていて毎回思うことがある。

うちの会社は敷地内禁煙だ。貼り紙もあるし、ルールとしては一応成立している。でも管理職たちは、敷地内に停めてある自分の車の中で、何事もなかったかのようにタバコを吸っている。

きっとあれは、車=自分の城という認識なんだと思う。確かにその車は個人のものかもしれない。でも、その城が建っている土地、会社の敷地内ですよね、と心の中で毎回確認している。

社員駐車場での喫煙やポイ捨ても珍しくない。退勤してから駐車場まで歩きタバコする人もいる。誰も注意しないし、誰も驚かない。もはや風景だ。鳩がいるのと同じ扱い。

もちろん全員がそうじゃない。ちゃんと我慢している喫煙者もいる。でもそういう人たちはなぜか少数派で、守っていない側が堂々としている。ルールを守る人が静かで、破る人が当たり前の顔をしているのは、なかなか完成度の高い逆転現象だと思う。

ここまで来ると、もういっそ昔みたいに喫煙所を作ればいいのにと思う。禁煙という建前を守りつつ、誰も守らないルールを続けるより、ここで吸えと決めてしまったほうがよっぽど誠実だ。今の状態は、やってる感だけが一番強い。

ふと考える。その姿を子どもに見せられるだろうか。会社の名前が入った服を着て、駐車場でこそこそタバコを吸う大人の姿を。ルールって何のためにあるのと聞かれたとき、説明はたぶん長くなる。

自分は会社に特別な思い入れがあるわけじゃない。でも仕事をしている以上、みんな会社の看板を背負っている。その看板を背負ったまま、よくそんなことできるなと思うだけだ。

喫煙者が世間からバカにされる理由って、こういうところにあるんじゃないかと思う。タバコを吸うこと自体じゃない。ほんの一本を我慢できない姿と、それを見て見ぬふりする空気が、ちゃんと理由を作っている。

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